ワークライフバランス以外にも目を向けよう

若い女性が転職する理由として、ワークライフバランスを良くしたいという話をよく耳にします。これから結婚をして、子育てにも従事していくことを考えると、プライベートの時間をもっと増やせるようにしなければならないと考えるのは当然でしょう。そのためには、残業が多い現場は避けたいものですし、休日は休んで家族との時間を大切にし、「平日のみで働ける職場にしたい」「夜勤がない仕事を選びたい」といった願望を叶える必要があります。

ただし、残業や休日出勤がない待遇をあまりにも重視しすぎてしまうと転職活動が難航してしまう可能性があるので気をつけなければなりません。残業がなく、休日出勤もないといった待遇を明示している求人も多数ありますが、業界には偏りがあって、そのような仕事への適性が自分にあるとは限りません。したがって、あまりにワークライフバランスを意識しすぎてしまうと、転職先を誤ってしまったり、いくら応募をしてもなかなか採用されないといった状況にもなりかねないのです。

このような心配をしないためには、ワークライフバランス以外にも自分が何を求めているかをよく考えて、その他の目的意識も明確にして職場を選ぶことも大切です。社会人として働くからには、条件以外にも仕事内容や自分の適性にも目を向ける必要があります。そして、少しでも今より残業や休日出勤などを減らせる職場であると感じたら、じっくりと応募を検討するほうがミスマッチを防げると思います。